ゆっくりと丁寧に文章を考える.なんてことが,ここ数日まるで無くて,なんとなく日記も投げやりで,日々の暮らしも投げやりで,衝動に背中を押されて,足をもつれさせながら,ふらふらと前のめりに生きている.足元をはじめとして,色々とおぼつかない.転んだらどうしよう.まあ,せっかくの前のめり,転びかけたら思いっきり飛び上がって,綺麗な前方宙返り,なんて,たぶんそんな上手くいかずに,べちゃっと汚く,だらしなく地面に叩きつけられるんだろう.もう地球で転ぶのは飽きたな.水星で転んでみたい.水星の昼間はちょっと僕には灼熱過ぎるので,どうせ転ぶなら夜がいい.どうだろう,夜の水星でなら決まる気がする,転んだついでの華麗な前方宙返り.

人間の認識についてのちょっとした文章を書いた.だらだらと余計な表現が多くて,あまり締まりのいい文章ではなかった.それでも,まとまった量の日本語を一気に書いたのは久しぶりで,なんだか脳みその温まり方もいつもと違う.このところ,書く言葉といえば HaskellLISP か,あとはちょっとした数式.どれも高密度実装言語で,それぞれが持つ気持ちのいい制約を引き受けて書いていたから,自然言語の構造的欠陥ばかりに意識が向いてしまって,ちょっとイライラした.