計算とはなんだろう,という問いは,抽象度が高いわりにはそれなりの精度で答えやすい問いで,今日もそんな問いに答えていた.要するにチューリングマシンとラムダ計算についてそれぞれ理解し,それらの等価性を証明すればいい.もちろん,オラクルの概念や,型理論に突っ込んでいくとちょっとした深淵も覗けるが,それはそれで面白いし,なによりそこに突っ込んでいかなくてもきちんと理解出来るのが計算論の嬉しいところだ.現代代数学のような極めてユニバーサルで深遠な理論もいいけど,こういうサッパリした体系も,学習者という立場で考えれば有り難い.

ある天体が巨大であること.巨大基数の"存在".大きいことの意味について.また,あるいは,相対的な測度について.テーブルの上の白いバラの花,大きい.

透明なはにかみ.午後の背中.薄い日差しのような声.叶わなかった夢.遠くへいくこと.ぜんぶぜんぶ,高く高く,運んでいってくれ.まとめて僕から持ち去って.どこへでも,どこまでもいける.あげる,あずけるから,出来るだけ,遠くへ.結局僕には生えなかった,その翼で.