令和になるという.勝手になってろ,と思っていたけれど,いざこの期に及んで何となくめでたい気がしてきた.世界と同調するためのすべをいくらか学んだ今なら,祝祭を祝祭として受け入れられるかもしれない.こうやって素直になることは,大人になるというより,幼年期の終わりの兆候だと思う.つまり,結局僕の幼年期は,平成にわたってずっと続いた.長かった.まだ,大人にはならない.なれない.

大きな力が自分から湧き出すのを何となく感じている.それが良いものなのか悪いものなのかはわからない.使いようなんだろう.僕はこの,見たところ途方も無いエネルギーを,何に使うのだろうか.