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命題論理を構成する基本的な要素は原子命題(atomic proposition)である. 原子論理式はそれ以下の要素に分割できない. 任意の原子命題は命題記号で表現される. 命題論理における意味論は,命題記号として表現された原子命題への真理値の割り当て(解釈)として構成される.
命題論理における演繹は命題計算として形式化される. 命題計算は,
- 整式の集合
- 公理の集合
- 変換規則の集合 から成る.
1 の整式を,命題論理の文法によって正当化される表現として定義する.
3 の変換規則は表現空間上に 2-arity の関係 R(x,y)
を定義するものとする.
命題計算の体系を含む命題論理は,主に整式 x , y 同士の論理的関係 R(x,y)
を示す(or 真理値を割り当てる)ために用いられる.