2020-01-20 57577 空想のレインコートを脱ぎ捨てて冬の日向を日傘で歩く 剣よりも強きペンよりなお強き花束で隠すフリュネの裸体 破綻した蛍光色の文法を着て青年は地下街をゆく 十字架にスパイスをふって食べるとき鼻腔を抜ける三位一体 "理想"とふ語の印象の片隅にいつも聳える蒼褪めた城