手が止まらない.もう寝ないと.寝ないと.って,2時間ほどジタバタした挙句に,ちょっと書き物を始めたら,どうにも脳みその奥がヒリヒリとして,言ったように,手が止まらなくなってしまった.

悪い癖なのだけど,興が乗ってくるとアクセルを踏みしめて離せない性分で,燃料が尽きるまで辞められない.早く僕の集中力が散り散りになって,いま僕を取り囲んでいる闇の中に溶けてくれればと,本気で祈っているのに,1秒間に約4文字の勢いで,こんなものを書き連ねてもう1時間が経とうとしている.脳みその中にどれだけの言葉が溜まっていたのだろう.たくさん話したし,たくさん歌ったのに,やはり僕は書かないとダメな人間らしい.こうして自分の書いたテクストを,書きながらに読んでいるだけで,すこぶる気分がいい.多少病的だという自覚がある.何か病気の名前でもあるのだろうか.無ければだれか付けてくれ.