純粋な後悔の記録.何不自由なく掴めたはずの幸せが,とても遠くて,悲しい.手を握ることも,視線を合わせることも,本当に何もかもが遠くて,焦点がぼやけていて,とりとめがない.地に足のついた幸福をこんなにも求めているのに,僕は相変わらず足りないものだらけで,どんどん素晴らしくなってゆく世界の足取りに,うまく歩調を合わせられない.どこまでも,どこまでも一人だということが,こんなにも悲しい.孤独に愛されたいわけではないのに,孤独を愛さずにはいられない.大宇宙の片隅のこんな虚な告白が,なんの意味を持つのだ.なんの意味も持たないからこそ,僕はこんな夜更けにこんな日記めいたものを書いているのだ.