途中まで見た映画.最後まで読んでいない本.またねって言ったまま二度と会わない人.かけたことのない窓の鍵.メモせずに忘れた楽しい思い付き.聞いたまま寝てしまったラジオ.アラームより先に起きた朝.たまに見ると売り切れているAmazonの"あとで買う".言えなかったおやすみなさい.毎日がそんな,ささやかな後悔の連続.

 

読みさしの本を枕元に積むクセがある.一番上に積まれている本が最新のもので,一番下がもっとも古い.スタック型の情報構造.一番上の本の,さらにその上に,何か本以外のものが置いてあったり,積んであったりしたら,しばらく手を付けていない印だ.もちろん,別に何かの意図があってそうしているわけじゃない.為すがままにしていたら,なるようになったというだけ.ちなみに今は"Clean Architecture" という本の上に,行きそびれた美術展のチケットとジンジャーエールのペットボトルが置いてある.意図しない冗談としては,悪くない.