時間はみるみる過ぎていく.僕は老いる.まだ,幸か不幸か,老いを意識することは少ない.きっとこれからどんどん増えていく.やりたいことがたくさんあるから,人生が有限なのが悲しい.でも無限の人生を想像したら,もっとずっと悲しくて,悲しくなった.人生は悲しい.

難しい本を読んでいる.珠玉の関数型アルゴリズム.ほんとうに難しくて,ちょっと笑えてくる.なんで笑えてくるんだろう.難しいことの何が楽しいのか.何が嬉しいのか.分からない.分からないけど,笑うしかないし,難しい本を読みながら笑顔になることは,そんなに不自然なことでもない気がする.この笑顔の裏にある感情には,もう名前があるのだろうか.あるのなら知りたいし,ないのなら名付けたい.